子との面接交渉権とは?
「面接交渉権」とは、認知後に、子供を引き取っていない方の親(通常は男性が多い)が、子供と面会する権利のことです。
「面接交渉権」は、親として当然に有する権利のため、例えば母親の方から、父親が子供と会うことを禁止することなどはできません。
ただし、子供と父親が会うことが、子供の福祉・利益を害するという場合は、監護者(子供を引き取って育てている親)は家庭裁判所に面接交渉権の制限を申し立てることができます。
面接交渉の内容や方法(月に何度会うか、どこで会うかなど)は、父親と母親の話し合いにより決めます。
話し合いで調整がつかない場合は、家庭裁判所へ調停を申し立てることになります。
母親が、父親に子供を会わせたくないと言って、面接交渉を拒否することは原則としてできません。面接交渉を拒否された父親は、家庭裁判所に面接交渉の調停を申し立てることができます。
面接交渉について、月に何回くらい子供と会うのか等を、公正証書に書いておくことができます。